20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
商品紹介
生後19か月で熱病に冒され、目も耳も口も不自由になってしまった少女ヘレン・ケラー(パティ・デューク)のもとへ、家庭教師としてサリヴァン女史(アン・バンクロフト)が現れた。盲目の彼女は、まるで野獣のようにふるまうヘレンに厳しく接しながら指文字を教えていき、やがて彼女に新しい世界を見出させていく……。
三重苦を乗り越えて社会福祉に貢献したヘレン・ケラーの少女時代を描いた名匠アーサー・ペン監督の名作。ふたりの女性のやり取りは単なる美談の域を優に超えて、まさに闘いそのものであり、その激しさあればこそ、ラストの感動がみずみずしいものになる。本作でA・バンクロフトはアカデミー賞主演女優賞を、P・デュークは同助演女優賞をそれぞれ受賞。(的田也寸志)
ユーザーレビュー
死闘の末に訪れた奇跡 
暗闇に包まれた階段を手探りでゆっくりとへレンが降りてくる、そんなオープニングの場面からぐいぐいと一気に引き込まれてしまいました。三重苦に侵された故に甘やかされて育った少女へレンと、そんなヘレンと真正面から向き合う若き女性教師サリバン先生との場面は、まさに「死闘」という言葉が相応しいほどの凄まじさです。特に手づかみで食べることをやめないヘレンにサリバン先生がテーブルマナーを教え込もうとする場面は、観ているこちらまでが疲れ果ててしまうほどリアリティがあります。サリバン先生を演じたアン・バンクロフトと、ヘレン役のパティ・デューク、2人の火花がほとばしるような演技には鳥肌が立ちました。
闘い、また闘いの連続の中で、少しずつヘレンの中で何かが変わっていく様子が実に丁寧に描かれています。閉ざされていたヘレンの心がだんだんと目覚めていく過程を観ていて、自分のことの様に嬉しくなりました。そして有名な「ウォーター」の場面。へレンが全身全霊で感じる純粋な歓びがこちらにも伝わってきて、涙が止まりませんでした。後に福祉事業に貢献したヘレン・ケラーが初めて世界に触れた瞬間、そしてそんなヘレンの「光」となって導いたサリバン先生。「奇跡」は2人して成しえたものなんだ、と心から思えた瞬間でした。
関連商品