ユーザーレビュー
良くも悪くも現代社会を実にリアルに表現している 
皆さんが先に述べられている通り、債務者とその関係者が崩壊していく様、業者の追い込んでいく様を実に現実味を持って表現しておられると思います。(当方金融関係者では無いので事実の程はわかりかねますが)
ただ全体を通して特筆すべきはやはりその登場人物における人間描写かと思います。
登場人物を指して非難する事は簡単ですが、どの登場人物を見ても、現代人が持っている感情、世の風潮そのままかと思います。
何故もっと良い世の中にならないのだろうか?何故こういった業者がいつの世もはびこるのか?
こういった漫画が世の風潮を乱している可能性もあるとの取り方をされる場合もあるかもしれませんが、(特攻の拓・小島よしお等しかり)業種や人種を問わず、この漫画の中にあらゆる社会問題の根源とその原因が詰め込まれているように思います。
登場人物の描写に共感出来る部分が一つあれば、それを自分が意識し、改善する事。
そういった戒めの意味を持つ反面教科書としてこの漫画を多いに評価します。
題材の勝利 
強引な展開と構成が多く、物語としては上手くない。
話の内容は、作者が最近見た社会問題のニュースを
そのまま落とし込んでいるだけの印象を受ける。
特に1巻は消費者金融や闇金問題の書籍を丸ごと頂いている話も多い。
でもそれなりに面白い。ひとえに「闇金」という題材の勝利だろう。
この漫画で特筆すべきは、パチンコ屋や飲み屋にいそうな
タバコ臭い汚いおっさんやプリン頭のおばはんの描写。
これはほんとーーーーに上手い。
性的描写や暴力描写には注意 
闇金、つまり違法な高利貸しの代表が主人公という異色の漫画。
端的に言えば安易にお金を借りることの怖さや社会の闇を描いた作品です。
なお、この作品には、かなり強烈な性的描写や暴力描写があるので、
そういったものに嫌悪感を抱く人や未成年の方にはあまりおすすめできません。
逆に、成人向け漫画のような性的描写を期待して購入する人にもおすすめできません。
性的描写も含めて目を背けたくなるような描写が多いです。
ちなみに2008年2月現在、第1巻はほぼWEB上で閲覧することができます。
没入力 
一巻から凄まじいインパクトを持っています。
最初に読んだ日は寝床の中まで陰鬱な気分になりました。
「普通ここまで堕ちる馬鹿な人間はいない」
そう思いながらも現実に社会の底辺には
「箸にも棒にもひっかからない。こういうどうしようも人間が存在する」のが闇金の逮捕や殺人事件。
平日の朝から駅前一等地の巨大パチンコ店に並ぶ行列を見て感じます。
法律や債権者がカタにはめられるまでの推移のリアリティ。
そういったものがナニワ金融道と比べて足りないと評価される方もいますが。
読者に「こんなのにはなりたくない」と思わせ
駅前に乱立するパチンコや無人契約機を見るたびに忌避感を味あわせる
エゲツなさへの没入力は空恐ろしいものがあります
ちなみに一巻掲載分は「闇金狩りくん」編を除いてWEBで試し読みすることができます。
まだ未見で興味を持っている方はご覧になると良いかと。
1〜9巻を一気に読みました。 
1巻のインパクトが凄まじかったため、2〜4巻は正直「アレっ」という感じ。
勿論「凄味」はあるのですが、1巻で震え上がった「追いこまれる債務者の恐怖」があまり
感じられない。。でも、5巻以降読み進めるとまた戻ってきました、1巻の感覚が。
ギャル汚くん、フーゾク・ヒモくん、親寄生フリーターくん・・・と、追いこまれくんたちの
人物設定・描写がとにかく絶妙。自分の周囲にいないタイプではあっても「いそうだねー、
こういう人」というリアル感・親近感。このいかにもいそうな人がそれこそハンパでない
深みにはまるから恐怖感が倍加する。
あまりの陰惨さに読んで不快感を感じる方もおられるかもしれません。ただ自分の場合は、
そういう不快感・嫌悪感と同時に、いい加減・無計画な債務者が追い込まれ、破滅させられ
ることに(ちょっとうまい表現が見当たらないのですが)ある種の「快感」すら覚えてしま
ったことに気づいて、自分で自分に慄然としました。人の弱みにつけこむこんな商売が
許されていい筈はない、という理性と、恐らく人間なら誰でも持っているサディスティック
な側面と真正面から向き合わされる・・・そんな感覚でした。
読む人の立場や信条によってとらえ方は様々でしょうが、文字通りの問題作。必読。
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