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講談社

偽物語(下) (講談社BOX)

オススメ度: 4/5 Point(s)

単行本: 在庫あり。

発売日: 2009-06-11 ASIN: 4062837021

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ユーザーレビュー

上巻の予告と違う 3/5 Point(s)

上巻の予告によると「吸血鬼をも凌駕する聖域の怪異をその身に取り込んだ彼女が実行するあるまじき正義とは?」 みたいなことが書いてあったので壮大なスケールを楽しみにしていたのだけれど、展開が全く違うくてガッカリした。 まぁ、内容は面白かったので☆3つ!

あとがきで納得 3/5 Point(s)

上下巻のどちらに書いてあったか忘れましたが、
あとがきで本作は本来作者だけのものとして
表に出すつもりがなかったという趣旨の記述がありました。

上下巻ともに読み終わり確かにこれはそのとおりだなと感じています。
本作は化物語、傷物語と比較すると蛇足感が強く、
本シリーズ最大ウリの漫才は精彩を欠き、
エロ要素は下品な方向にシフトされました。

今後刊行される傾物語と猫物語がどういうスタンスで執筆されるのか定かではありませんが、
大いなるマンネリとするには本作のキャラクター達はアクが強すぎるので
個人的には本作と同じノリにはなって欲しくないという思いが強いです。

崩壊 2/5 Point(s)

最後まで読んでない者のレビューです
というか読めなかった
秋葉的ノリのオタクネタをポンポンとばすようになりましたね
それを面白いと思うかは人それぞれでいいのですが
主人公。そんなオタクキャラでしたっけ?
アニメ化ネタも一線を超えてしまっていてます
「この世界は作られた世界」的なことを
キャラに公言させる漫画はありますが
あそこまで小説という媒体で何ページも割かれると
冷めるどころじゃないですね
はっちゃけるにしろ今までそういうノリではなかったのに
まぁ2期はないかなー

シリーズのファンならそこそこ楽しめる 4/5 Point(s)

今までとは違った怪異があり、そこは魅力的

ただ、化物語で見せたキャラクターの掛け合いの切れ味は偽物語では鈍っているように感じ、おまけに長ったらしく感じた
またキャラクターの性格等が崩壊し、魅力で溢れていたキャラクターもそれが無くなってしまっていたのが残念

ストーリーも最後の急展開であっという間に幕。内容も薄かった
総合評価では化物語より劣ります

決してつまらない訳では無く、惜しい作品

アナーキーな雑談が生み出す疾走感 5/5 Point(s)

 作者の西尾維新氏は「化物語」のアニメ化記念のインタビューの中で次のような話をされています。

「ストーリーやキャラクターはある意味細部でしかなく、それよりは活字一文字一文字の方が大事なんです。言葉遊びによって話が変わっていってしまうのですが、それはつまるところ詩とか俳句に近い形なのかもしれません」

 この言葉を特に実感したのが、この「偽物語」でした。そして「偽物語」と比較すれば「化物語」はまだストーリーがしっかり構成されていたのだなぁ…と思えます。「化物語」をF1レーシングで魅せた超絶ドライビングテクニックに例えるなら、「偽物語」は同じドライバーが市街地だろうが道でないところであろうと構わずに暴走し、けれどそこでもF1と同様の超絶ドライビングテクニックを魅せている…といった感じでしょうか。ストリートなどあってなきがごとき暴走、ではなくてストーリーなどあってなきがごとき暴走(失礼。噛みました)に眉をひそめられる方がおられるかもしれませんが、私はその疾走感を素晴らしいと思いました。
「偽物語」は確かにストーリーとしては「化物語」のすぐ後を書いた物語なのですが、実際には「続・化物語」というよりは「メタ・化物語」というべき内容になっています。なにしろ「化物語」のアニメ化について、暦と真宵が語るというメタぶりまで発揮していまるくらいです。
 私は俗な凡人なので、もし自分が書いた小説がアニメ化されたら、アニメ化を前提とした続編を書いてしまいそうなのですが、作者はそのあたりを一顧だにしません。「偽物語 下」では、

「いわゆる『メディアミックスが始まると原作が残念なことになる』法則ですよ」

 などと平気で真宵に語らせ、さらには

「アニメ化されることで注目度が上がるからって、阿良々木さんはアナーキーな雑談路線を卒業しようとなさっているんですね。要するにメジャーに魂売っちゃったということですか」
「人聞きの悪いこと言うなや!」
「いいんじゃないですか? 阿良々木さんがそうしたいならそうしてください。お邪魔しちゃって申し訳ありませんでした。ほら、私はもう止めませんからストーリーを進めてくださいよ。伏線にも何にもならない馬鹿馬鹿しい掛け合いなんて、もうしたくないんでしょう? 格調高い創作活動で志高く感動の名作でもお作りあそばせばいいじゃないですか」

 と暦と真宵が会話する部分は、まさに作者がこの作品のコンセプトをそのまま説明してしまっているところと言ってよいかと思います。
 アニメ化されて行儀がよくなるどころか、ますますアナーキーになっていくこのシリーズ、その疾走感が心地よいです。

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